日本代表ｖｓイングランド代表（１−１）
早起きしたことが苦にならないような，逆に『早起きは三文の得』を地で行くような試合を見せてもらいました。最初はどうなることかと思ったけど，ボールが取れないなら取れないなりに，ゴール前にきゅっと引きこもってイングランドがエリア内への進入できないようにしていた。しばらくそんな状態を続けながら，相手の癖や出方を見て，自分たちの調子を確認してちょっとずつ前に出ていった感じ。日本もこんなことできるようになったんだぁと嬉しくなったり。ヒデが依然よく指摘していた「緩急をつける」というのが身についてきたのかもしれない。
今日の俊輔と三都主はよかった。この２人は共にコネコネ病を持病として持ってるけど，こういう病には今日みたいな考えるゆとりのない試合展開が効くのかも。こういう状態なら「試合に出てる」っていえるでしょう。よく動いてたし，コネなかったし，点にも絡んだし。守備は相変わらず？？なとこもあるけど，それは承知の上。
小野は抜群！！山本さん(Ｕ−２３監督の)とフェイエが綱引きしちゃうのもうなづける。ずっと見ていたくなるプレーぶりでした。プレーに魅了されるっていうのはこういう事ね。言葉で表現するのって無理なんちゃう？
久保も小野の得点の時にスペースを開けただけじゃなくて，ＤＦの意識をつり出していたし，悪くはなかったけど，今日は玉田の方が上。ポストも守備も頑張ってたし，努力してただけじゃなくて効果的だった。でも，玉ちゃん，守備に気が行きすぎると鈴木隆行みたくなるからね…(爆) ああいうタイプが増殖する必要はないよ。そういうタイプのＦＷしかいなかったら，明らかに日本代表のためにはならないと思うし。いろんなタイプのＦＷを揃えたいところ。さすがの玉田も(能力の高い選手ではあるけれど)ディフェンシブフォワードとしての才能で隆行を上回るのはキツいでしょう。ていうか，今度は久保，隆行もしくは隆行，玉田でやって欲しいんだよね…。変な分類だけど，攻撃的なＦＷと下がり目の守備的な(？)ＦＷの組み合わせになってくれればおもしろいんじゃなかろうかと。隆行が下がり目になっていれば玉田を生かす事もできそうな気がするし。
で，件の鈴木隆行は…今日の試合，私の評価は「イマイチ」。全然日本向けのファールとってくれない主審からもファールもぎ取ったし，ディフェンスもよかったし，ポストも強かった。でも，これは隆行のデフォルトだと思ってるんで。やっぱり「良い評価」はデフォルト＋になったときじゃなきゃ難しいかなと。調子いいらしいって解ってたのもあるから。最後の方にトラップミスを２回位したのがイメージ的に悪かったのかもしれない。もっと前に展開してくところに絡んで欲しかった。でも，試合の途中から流れに入っていくの，うまくなってるかも。そういう成長のみれる選手って好きです。いろいろ学習するというか。尊敬する。
あと，中澤。中澤はＷ杯落選した選手の中で久保と並んで１・２位を争うくらい成長した選手でしょう。先日スポ新で，Ｕ−２３のＯＡ候補に挙がっていたけど，納得。茂庭も(いろんな意味で 笑)好きなんで，ポジションが重なるのは正直痛いけど，連れていくべき選手だと思う。トゥーリオと並列にしたらどうなるかは…ちと難しい…か…な？？(笑) いや，能力的にはいいんだけど，考え方がぶつかったり，すり合わせられなかったりした時，何が起きるだろう(怒鳴りあいとかですめば良いけど？なんか血を見そうな気がするんですが 爆)という意味で。
あ，坪井はマーク外されたとこ反省して，次に活かしてね。他のとこはよかったんだから。楢崎は…，あのシュートを止めるのは大変でしょうけど，せっかく長いアゴを持っているんだから，ボールが前に飛んで行かないようにアゴでブロックできるように頑張って下さい(爆)
イングランドの方は，結構攻めているようで，攻めきれていなかったかな。エリアの外で，攻め手を探してボール回してること多かったように思うから。ただこれは，日本とイングランドのレベル的な位置付けからして。やっぱりあっちの方が上の評価を受けて然るべきでしょうから。ベッカムが下がってから結構虚ろな目してたところを見ても，「こんなはずじゃなかった」試合なんでしょう。まぁ，ベッカムの場合はよそ見して歩いてて稲本にぶつかって(稲本は何ともないのに)，自分だけ崩折れてなかなか立ちあがれなかった(笑)バツの悪さもあるんでしょうが。かくいう稲本のケガの具合が気になります。即座に病院送りになったらしい。頑丈な選手は怪我をした時が大きかったりするので。
次のインド戦は，全く違った試合になるでしょう。引いて守られた時に何ができるのか，新しい展開があることを期待してます。どうも，良いチームとは良い試合をし，中堅どころとは課題のある試合をし，格下のチームとは格下な試合をするのが日本代表だっていうのがデフォルトなので，それを打破して欲しい。
日本代表ｖｓアイスランド代表 ３−２
勝ってよかったねぇ〜。久保凄かった，のひとこと。鈴木隆行を応援する身としては複雑だが，あのセンスを見せつけられちゃうとね。残念だけど，今の代表２トップは久保，玉ちゃんでいいでしょう。
で，隆行。ファウルゲッターとしての才能をいかんなく発揮しておりました(笑)。相手ディフェンダーからしたら，『(多分久保とは違って)ガツガツくるタイプだなっ』と見当をつけて，『よーしこっちもいっちょガツンとやったろ』なんて向かっていったらかなり簡単にずべっと転んで，ハイＰＫ。たまんないだろ〜ね。でも，これが彼の技術なのよ。昨日は確認し忘れたけど，隆行はピッチに入ったら２・３分以内に(ボールが回ってくればだけど)ほとんど必ずといっていい程，一度すっこける。で，その時点で相手のファールが取ってもらえないとなるとその日はあまり相手ファールと取りに行かない。取ってもらえると，やりたい放題ファール取りに行く(笑) 明らかに審判試してるんだよね(と私は勝手に思ってる)。*1それにしてもスポ新，ＰＫ取ったってことぐらい書いたれよ，ＰＫ蹴ったさんとすのこと書いてやるならさ。ＰＫは蹴ってゴールするよりも獲得する方が遥かに大変なんだから。
それから，昨日は柳沢のお守りに終始していたような気がしますね〜。柳沢は点取りたい，真ん中行きたいって言うのがアリアリで，それはそれでＦＷだからいいんだけど，試合勘落ちてるから結果につながらない。で，焦る。より，点取り行きたい気分か高まる。結果出せず(はずす)。焦る。の循環に陥って，あんまり(今までの彼の基準から比べて)判断(プレーの選択)がよかった感じはしなかった。隆行は，んじゃ，サポートしよか？って自分はあんまりごりごり行かずに一歩下がったところにいた感じ。体もキレてて，精神的にもこの１年間ヨーロッパで試合に出つづけてそれなりの結果を出したっていう自信があって，余裕を持ててたんだなぁ，とつくづく感じる。来期はちょっぴり上のランクの環境に行けるみたいだから，またそこで頑張って下さい。その前に，イングランド戦でこそ点とって欲しいけどね。
ＭＡＴＵＮＯＳＵＫＥ ＮＹ のチーズケーキ
代官山ヒルサイドテラスＤ棟。ニューヨークチーズケーキとマンハッタンチーズケーキを半分ずつ食べた。どちらもしっとりというよりクリーミー。アメリカンタイプのチーズケーキは硬いのが多くて，口の中がもさもさしちゃうことが結構あるけど，ここのは違った。ニューヨークタイプはオーソドックス。マンハッタンはデンマーク(だかスウェーデンだか。どっちか忘れた。)のチーズを使っており，ニューヨークに比べてチーズの癖が強い。カビ系チーズなんかが苦手な人にはニューヨークタイプがお勧め。逆に熟成したチーズ大好きな人にはマンハッタンの風味はマッチしそう。とは言っても，ウエストのブルーチーズケーキみたいな『ブルーチーズの癖ありあり』ではなくって，仄かにっていうくらい。教室もやっているみたいだから，一度は通って習ってみたいなぁ。
Ｕ−２３日本代表ｖｓトルコ選抜 (１−１)
トルコいいチームだった。しかもモチベーションも高くていい試合してくれた。こういうのみてると，がんばって日本で(共催だけど)Ｗ杯やった甲斐があったって感じる。多分トルコチームにとっても日本て悪いイメージないだろうし，上の世代が戦った地だっていうある種のあこがれ(？)的なものもあっただろうし。馬鹿にされて投げやりに試合をされないっていう遺産があったのね，Ｗ杯の開催って。
日本代表はまぁ，まだまだですなってとこか。ただ『この』代表(というか監督)は学習するので，いい教材になったでしょう，今回の試合は。
あと，駒野がよかった。漠然とした印象なんだけど，「サッカーは相手のいる競技なんだ」ってことをちゃんと解っているというか。この世代の他の選手って，相手がいないという前提では技術があると言えるんだろうけど，ボールは相手に体ぶつけられながら扱うモノなんだとか，相手は前に出られないようにするためにありとあらゆる妨害してくるんだってことが解ってるプレーはできてないこと多いから。駒野は相手(の妨害)とボールを同時に扱わなきゃいけないことを解ってるプレーをしてたし，それがうまかった。うちの家族はＵ−２３の試合は『鈴木(隆行)にケツの使い方教えてもらえ！！』とか野次飛ばしながら見るのが恒例だけど，駒野見て『チームにこーいう選手が一人いれば，練習やなんかを通して周りも学習するだろう。だから駒野は当確にしろ。』という意見で一致しました(笑)
