結局行きました Panna K.O (爆)

 ボール扱っているところが間近で見られるのが魅力で,結局行って来ちゃいました,六本木ヒルズ(笑)。一般立ち見の前から2列目で見れたので,ピッチ(?)まで2・3メートル。

 要はセンターサークル大の丸いピッチ上での3on3。相手を股抜きする(股の間を通すだけじゃなくで,通した後も自分でキープする)か,小さなゴールに2点先に入れるかで勝負。ゲストに小野伸二鈴木隆行。NIKEデモンストレーターズによる前座の試合と,小野チームvs鈴木チーム(共に助っ人2人つき),日本代表チーム(小野・隆行・助っ人1人)vs(多分事前に選ばれた)少年チーム,それから2人がちょっとした質問に答えてお写真タイム(笑)。
意外なことに小野より隆行の方が断然「ご機嫌さん」でした。

 実際前座の試合にはほとんど興味示す人はいなくて,内輪ウケ状態だったけど,なかなか見ごたえあっておもしろかった。スコーピオン(?)とかしてみちゃったり。おかしなプレーがあったので,連れとゲラゲラ笑っていたら,前のお嬢様方(選手の噂話などに花を咲かせておいででした)にギタッと睨みつけられてしまいました(笑)お嬢様がたのお目当ての隆行が出てきてからは賞味30分ほどだったため,「え〜,たったこれだけぇ?」とのことでしたが… 私はスポーツなら大概見てるうちに熱中しちゃう性質なんですわ,初めて見るものでも。だから,すっかり前座の試合にも釣り込まれて,お嬢様方の2倍おいしく,楽しませてもらってきました。

 ちなみに「絶対勝つ」と言った小野(チーム)とそれを受けて「余裕です」と返した隆行(チーム)の対戦は,タイムアップのために0-1で,隆行チームが勝ちました。絶対小野に股抜きされて負けると思ったよ(笑) 実際小野チームの助っ人に股抜きされかけた隆行さんは自分のチームの優秀な助っ人さんによって名誉を守られました(爆) 少年チームとの対戦は1−1の引き分け。

 具体的にどんなプレーをしたかなんていうのは,文字では表せないので省略(笑)。でも印象的だったのは,小野・隆行2人ともやりかたは違うけど,手を抜くこともなく,かといって自分の持っている技術を傲慢に見せつける訳でもなく,相手を馬鹿にするなんて事は当然なく,本当に絶妙に「プロの妙味」を披露したこと。特に,対戦できた「LUCKY BOYS」には多分これ以上ないくらいのいい刺激になったでしょう。F1マシンの操縦にたとえれば,小野は1・2速しか使わないで,ハンドリングだけで周回を重ねて勝負,という感じ。誰がどう考えたってとんでもないレベルの足技を持ってるのに,その片鱗を見せるのも,相手とマッチアップはしていない状態で(ちょっと離れている時にだけ)高く跳ね上がっちゃったボールを処理するような時にだけ,細かく華麗な足技を披露。
 隆行の方はギアは6速入れっ放し状態だけど,一定以上のブレーキを掛けたまま。で,こちらはほんのたまに,ブレーキ放して一瞬だけアクセル全開状態,という感じ。ただ,アクセル全開にするのもボールに絡んでいない時の動き出しのスピードなんかでパッと見せるだけ。それでボール取れちゃったらすぐにブレーキ掛ける。なんのこっちゃかさっぱり分からないたとえだけど(笑),私の受けた印象をそのまんま言葉にするとこんな感じ。う〜ん,小野は枷を付けたまま,ずっとポーカーフェイスで(もちろん途中で笑ったりはしてたけど)プレーしていて,隆行の方はやってる最中ある一瞬からウワァッとスイッチが入って目付きがプロモードに一瞬なる。なんて言うか,この一瞬の目付きがすごい迫力。やっぱり狼とか野生の獣っぽい感じがする。もちろん本当の試合はこんなんじゃないんだろうけどね。自分たちがボール持ってもほとんど攻めに行かずにボール取りに来させたり,ゴール前微妙に空けたりして,しっかり点取らせてたし。
 2人とも違う表現のし方だけど,子供達に対してプロとしてすごく良い形で,憧れや目標になるようなプレーを目の前で,同じピッチの中で見せて,「将来(プロという)仲間に入りにおいで」と言ってあげたような感じ。見ててほのぼのしたイベントでした。