イリアス 第十七歌

  • 『こう言うと眼光輝く女神アテネは,彼がよろずの神々の中で第一番に自分に祈ってくれたことを嬉しく思い,その肩と膝に力をつけ,その胸には蚊の如きいっかな退かぬしたたかさを吹き込んでやった―人間の肌からいかに追い払われようとも,人の血は何よりの美味,しつこくかみついてやむことを知らぬ。』 ←数千年を隔てたギリシャ人に物凄い親近感を抱いた一行!!