イリアス 第十四歌

  • 「掌に土(砂)を掴む」も死を表す。戦闘が激しくなってくると,「目を闇が蔽う」だけでなくこっちも使われるような印象を受ける。雰囲気の問題かな。
  • ゼウスがまんまとヘレの策略に引っ掛ってヘレを抱こうとする時に,「今まで自分に子を産んだどの女に対しても,今ヘレに対して抱いているような気持ちを持ったことはなかった」っていって,何人もの名前を挙げている(おいおい)。だいたい,大概ゼウスがヘレを怒らせて手におえない状態にするのは,ゼウス自身が浮気性だからに見えますが。そうあっちこっちに手を出さなければ,こんなことにはならないでしょうに…って,スペイン方面にいらっしゃるサッカー・イングランド代表選手の方にも思うけど(笑)